記事
ロシア政府報道官Dmitry Peskov氏はイギリス・ボリス首相の電撃辞任に対してコメントを発表。ロイターの取材に対して「ボリス首相は我々を嫌っていたし、我々も彼を好きではなかった。(*He doesn’t like us, we don’t like him either)」と述べた。
このコメントの背景には、米国と並び、ウクライナに対して莫大な支援を行い続け、さらには、ロシア・プーチン大統領に対して厳しい言及を繰り返してきたボリス首相に対する、ロシア政府の憤りが垣間見える。
地声人語(*個人的意見)
今回のボリス首相退陣に関して、表向きな理由は「スキャンダル対応の稚拙さ」等が原因とされています。しかし、英国系メディアのコメント欄を見ていると「インフレで苦しむ最中、ウクライナ支援に莫大な国費・資源を投じるボリス首相」への批判が多いです。
「イギリスがウクライナを支援し続けるせいで、ゼレンスキー大統領は譲歩を認めず、結果的に戦争を長引かせている」という意見も散見されました。今のままイギリスがウクライナの支援を続ければ戦争の長期化、及び、欧州全体とロシアの直接対立勃発等、多くの懸念が訴えられています。
「ウクライナ紛争は懸念事項であるが、イギリス社会にわざわざ混乱を招いてまで、関わるべきものではない」という、英国民の気持ちが、なんとなく透けて見えるような気もしました。
ボリス首相の思惑とは異なり、「ウクライナ支援」及び「ロシアとの対立継続」の是非について、イギリス国民・議員には、思った以上に「隠れた反発」が存在しているのかもしれません。もちろん、英議員達は表立って「ボリス首相の親ウクライナ姿勢」を批判することはできないでしょうから、「スキャンダル」を口実にしてボリス首相を退陣に追い込んだ可能性もあります。
次期英政権がボリス首相の方針を踏襲するのか、それとも、ロシアと妥協を探るのか…それによって、今回の「歴史的退陣劇」における「真の原因」が見えてくるように思います。
情報
コメント元:GB News
*海外コメント選択においては、人気・順番以外にも、コメントの流れや、興味深い内容を重点的に訳しております。予めご了承ください。
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海外の反応
1.海外のパネリスト
もう皆ウクライナのことなんか忘れている。でも、未だにイギリスからはウクライナに莫大な国費が提供されているんだ。我々にそんな余裕はないよ。
2.海外のパネリスト
これによってロシアも停戦に応じやすくなるんじゃないか?少なくとも、ヨーロッパ諸国は安堵しているだろう…(*対露強硬派のボリス首相が退陣して)ロシアからのエネルギー確保の目処が、ようやくつきそうだからね。
3.海外のパネリスト
誰が英国の指導者になったとしても、ウクライナへの支援は継続すべき!
4.海外のパネリスト
さすがにプーチン大統領もびっくりしただろうなぁ…
5.海外のパネリスト
ロシアとしては、次期英首相が親ロシア派であることを願っているのだろう。
6.海外のパネリスト
>>5
まあ、そうなるんじゃない?
7.海外のパネリスト
結局、ボリスの退陣はロシアを喜ばせるだけだったね…
8.海外のパネリスト
やっぱり英労働党とロシアは仲良しだったんだなぁ…
9.海外のパネリスト
そもそも英首相で公に「ロシア好き」を公言している人なんて、歴史上いないと思う。
10.海外のパネリスト
大丈夫。ボリスを嫌いなのはロシアだけじゃない。我々もそうだ。
11.海外のパネリスト
ボリスが辞めて英国人もハッピー。ロシアもハッピー…皆幸せ!
12.海外のパネリスト
イギリスも共産主義国になってしまうの?
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コメント欄
なお制裁は続く模様🥲
まさかイギリスも負けるとはなぁ。
資本主義はやっぱり日和見になりがちだね。いずれ衝突は避けられないのに。
英の大親友の米が露制裁に積極的なわけで英政権変わっても制裁継続すると思う
社会主義の移民 難民がボリスを潰しにかかったんかも