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メディア:reddit
コメント選出基準:人気・選択
訳者による感想:日本文学に関する知識量がすごい…
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1.海外のパネリスト
個人的には吉川英治の”武蔵”がお気に入りなんだ。僕はアメリカに住んでる白人だから、日本のことはよくわからないんだけどね…最初に彼の本に出会ったのは、フロリダの中古本屋だったんだけど、そのあとeBayで探して、他に4冊(しかも作者のサイン入り!)を見つけたんだ!僕は幸せ者だよ!!!
2.海外のパネリスト
>>1
もし、吉川の作品が好きなら”新書太閤記”もおススメ!素晴らしい作品!!これまで何度も読み返している。
3.海外のパネリスト
>>2
秀吉関連でいうと、井上靖の”風林火山”も良いよ!武田信玄をメインキャラクターとして、上杉謙信との、川中島での戦いを描いているんだ。
4.海外のパネリスト
村上春樹の”ねじまき鳥クロニクル”。近代日本を舞台とした、超現実的没入体験が味わえる。彼の作品には熱狂的なファンも多いね。
5.海外のパネリスト
>>4
この作品まったく知らなかった…恥ずかしい…これまで沢山彼の作品を読んできたのに…彼の作品ってあたりはずれが結構激しいんだよね…例えば、”海辺のカフカ”は若干興味をそそられたけど、ちょっと論点がずれている感じがしたし、1Q84なんか、自己完結型の駄作(self-indulgent slog)。彼の作品は、まさに”自己陶酔(Masturbatory)”なんだよね…アンダーグラウンドやノルウェイの森とかは、とても素晴らしいと思うけど…
6.海外のパネリスト
>>5
君の批評は完璧に正しい。僕の考えでは、小説を書き始めた当初の彼の作品は、とても素直であったと思う。でも、名前が売れていくにしたがって、ファンや出版社の要望に、影響されてしまったんじゃないかな…
7.海外のパネリスト
夏目漱石の”心”は、独創性にとんだ日本古典文学の一つ。私が思うに、この作品は、産業革命以前の日本における神秘主義的社会風潮を、人間臭い現実物語として、見事に描写していると思う。マジで泣けるから注意!
8.海外のパネリスト
>>7
これ、とても悲しいことがあったときに読んだ…とてもとても悲しい物語だった…でも、僕の中では、悲しみよりも、不可解さが、大きく残った。”先生(”心”に出てくる登場人物)”を巡る謎は、この作品における最もすっきりしない部分だ。
9.海外のパネリスト
私は、吉本ばななの”TUGUMI(つぐみ)”を薦める。これはベッドの上と、日本の漁村における朝食を舞台にした物語…とても喚情的…
10.海外のパネリスト
>>9
短編集である”キッチン”もいいよね!!!
11.海外のパネリスト
もしよかったら、三島由紀夫の”豊饒の海”シリーズを読んでみて!特に最初の二つ”春の雪”と”奔馬”は素晴らしいよ!!もちろん全部、素晴らしいんだけども…あと、英語翻訳も素晴らしい!とにかく、全部がすばらしい!!!
12.海外のパネリスト
>>11
三島由紀夫は才能にあふれている人だよね。どの映画だったか忘れたけど、彼についての映画を見たことがある。彼の最後はとても不思議なものだった…
13.海外のパネリスト
>>12
多分、イギリスで製作されたドキュメンタリー”The Curious Case of Yukio Mishima”じゃないかな?僕は三島の大ファンなんだ。最初は、彼のことを”狂人”だと思っていたんだけど、いくつか彼の著書を読んでいくうちに、その虜にされてしまった…彼の時代錯誤な自殺に至る経緯にも魅力的に感じる。僕の大学では、彼のファンがあまりいなくてね…彼のファンに出会えて嬉しい!
14.海外のパネリスト
日本では探偵小説も人気があるよね。東野圭吾とか、桐野夏生の”OUT”とか…もし、忍者とかに興味があるなら、池波正太郎のシリーズがおススメかな…日本作家に限らなくていいのなら、デイヴィッド・ミッチェルの”Thousand Autumns of Jacob de Zoet”が、長編だけど名作だよ。
15.海外のパネリスト
ジェームズ・クラベルの”Shogun”はよく読んだなぁ…ちょっと古典過ぎる?
16.海外のパネリスト
>>15
この作品のちょっと痛いところは、恋愛小説ってことなんだよね…僕は何人か日本人の知り合いがいるんだけど、その人たちが言うには、この時代の日本で、こんな人たちや恋愛物語は、ありえないんだって…仮に、セミフィクション作品としても現実味がないんだそうな…僕は好きだけどね…
17.海外のパネリスト
>>16
でも、実際にこの時代、ウィリアム・アダムスは日本人女性と結婚しているわけで、そんなに珍しいことだとは思わないけど?
18.海外のパネリスト
>>15
まあ、日本人作者以外による最高級の日本小説であることは、間違いない。
コメント欄
この外国人さんたちは本を読まない日本人よりも素晴らしいと感心。村春氏批評については「(自己陶酔を)解ってるね」とww
とりあえずサンドイッチとかパスタを作ってゆっくり食べる僕
村上春樹
源氏物語から、書かれた順に全部読め
スタバはハルキの小説読んだりマックを弄ってダラダラする所(偏見)
全般的に思ってることと同じだったから意外。
村上春樹は初心に戻るか新境地に立つかどちらかにしろ。ちなみに新刊は読んでいない。気にはなっているが何度も連続して落胆を味わったあとでは恐ろしくて読む勇気が出ないw
風林火山を秀吉関連というのはどうかと思うけど。
とりあえずラノベばかり挙がってなくてよかった・・・
コインロッカーベイビーズや、うぶめの夏なんかも英訳されてるんだよ。新しいのだと旅猫リポートの英訳が近日出るはず。
たくさん読んでるなあ
私は高村薫、今野敏、横山秀夫が好きだけど外国人に薦めるのは難しい
韓国人には松本清張は読んでほしいな
日本人女性の米軍慰安婦と彼女らに対する男性の感情が分かるものが結構ある
なかなか良いチョイスで読んでいらっしゃる。
良い訳者に恵まれるなら、赤江瀑を読んで欲しいなぁ。
※7
「姑獲鳥の夏」の英訳ってどうなってるんだろうね?
京極夏彦は訳者次第で名作にも駄作にも転がりそうだが。
三島由紀夫のファンは珍しいね
日本でも腹切りしたので偏見多いよね
私は芸術家は何しようと関係無いと思っています
自殺しようが、犯罪犯そうが(殺人はちょっと)作品が全て
村上春樹は今まで読む気にならなかったが、新刊で南京虐殺を肯定していると知ってから一生手に取る事もないと思った。
東野圭吾、百田尚樹、高田崇史、篠田真由美、小野不由美、榎田ユウリ、好きな作家さんも、日本が舞台の小説も山のようにあるから選びようがないな。
馬鹿ン国人向けに、筒井康隆の【日本以外全部沈没】なんかいかがですか?w
京極なんてどう訳してんだ・・・・
日本人でさえ昔の文献のくだりきついのに
※12
筒井はトラウマになるからやめれw
筒井で忘れられないのは「コレラ」という短編。違う意味の忘れられなさだが。
カナダの有名な音楽家にグールドって人が居たんだが、お気にが漱石の草枕ってんで以外に思った記憶がある。
ガリバー旅行記
H.G.ウェルズ「世界はこうなる 最後の革命」
山田風太郎とか、忍者・侍好きな外国人には面白いんじゃなかろうか
最近「魔界転生」読んだけど面白かったわ
もう夢野久作でもお読みよ
戦国時代だって豊臣秀吉とか恋愛結婚してる人は珍しいながらちゃんといるぞ
今の筒井は全然違うよ。牙を抜かれた虎のような内容。むしろ、今の筒井しか読んだことない人は、過去の彼の作品を読んだら仰天するだろう。俺は今も昔もこれからも好きだけどね。
ハルキは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」、
「ねじまき鳥クロニクル」、「羊をめぐる冒険」がお薦め。
日本文学好きなら三島由紀夫は必須だな。
日本語の美しさなら塚本邦雄。
物語の観念の宇宙なら埴谷雄高。
まあ、翻訳されてないだろうけど。
BOCCHANとか言われて外人は理解できるのかと思う
やっぱ翻訳ものは魅力半減だよ
日本のものも外国のものもね